MAKI BLOG

普段の気づきや学びを文章で書きます。

【前編】ラクロスで僕が手にした財産

僕は高校野球

一度もベンチに入ったことがない。

 

 

 

高校3年の最後のベンチメンバーの

発表の時、

名前が呼ばれなかった瞬間は、

今でも鮮明に覚えている。

 

 

 

その夜兄に電話して、

誰にも見られないところで大泣きした。

 

スタンドで応援するのも

めちゃめちゃ恥ずかしかった。

 

もう野球はやりたくない。

そう思った。

 

 

 

 

 

大学に進学して、

ラクロスに出会った。

 

 

ラクロスは皆、

大学から始めるスポーツ。

 

スタート地点は皆一緒。

 

野球、サッカー、バスケ、ラグビー

いろんなスポーツ出身の人間が、

0から一斉にスタートする。

 

もちろん、文化部だった人や、

帰宅部だった人もいて、

活躍できる。

 

 

 

 

つまり、言い訳無用のスポーツだ。

 

 

 

 

 

高校でベンチに入れなかったことを

どう思われていたかわからないけど

とにかく皆を見返したい。

自分を変えたい。

その一心で4年間を過ごした。

 

 

 

4年生最後のリーグ戦、

レギュラーとしてフル出場した。

 

我ながら最高にイカしたシュートも決めた。

 

 

オフェンスもディフェンスもしなければ

ならなかったから、

とにかく縦横無尽に走り回った。

 

 

当時の僕にとって、

人生で一番熱い夏になった。

 

 

 

二部優勝を決めたあの試合、

あの瞬間は一生忘れない。

 

 

 

 

 

見返したいとか、

自分を変えたいとか、

 

そんな思いで始めたラクロスだったけど、

 

ラクロスで得たものは

そういうことじゃなかった。

 

 

 

最高の仲間と、

最高な環境で、

何かに対して猛烈に頑張れること。

 

 

 

言い訳せず、

結果に拘ること。

 

 

 

正しい努力が報われること。

 

 

 

 

 

頑張ったら報酬が貰える訳でもないのに、

学生時代、僕らは部活に全てを捧げていた。

 

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